両面粘着シート 超透明 50μmの「貼り方」

両面粘着シートの施工は、サンドイッチした粘着剤を、接着面に移す作業です。

※粘着剤は黄変を防ぐ「UVカット」機能を備えています。


作例は「YZR500」の風防

■部品のサイズに切ってから貼って接着する方法

①シートを台紙ごと接着する部品のサイズに切り出します。

②(ペットフィルム)面に、大きめに切ったTF24アプリケーションシートを貼ります。
注意:セロハンテープをご使用の場合は、施工面の塗装をはがさないよう注意してください。

③アプリケーションシートをめくると(台紙)から(ペットフィルム)と(粘着剤)が同時にはがれます。注意:台紙に粘着剤が残る場合がありますので、慎重にゆっくりはがしてください。(ペットフィルム側)を少し「谷向き」に反らせるとスムーズにめくれます。

④接着する施工面に、はがした(粘着剤)面を貼り、(ペットフィルム)面から馴染ませます。
※作例では風防に貼っていますが、フロントカウル内側に貼っても良いでしょう。

④アプリケーションシートをめくると(ペットフィルム)のみがはがれます。
注意:粘着剤がはがれないよう、慎重にゆっくりはがしてください。

パーツには粘着剤のみが残ります。
注意:
台紙からはがすと、約24時間で固着する粘着剤ですので、長時間放置しないでください。

フロントカウル内側から慎重に接着していきます。

風防の接着が完成です。

接着の幅を選べるので、はみ出すことなくキレイに接着でき、失敗しても貼り直しができます。


▲注意:プラスチック材料を溶かして接着する方法ではありませんので、強い力がかかる部品の接着には適していません。


作例は「ランボルギーニミウラ」のテールライト



■大きく貼り部品のサイズに切って接着:

①シートを大きめに切り出し(ペットフィルム)面に、TF24アプリケーションシートを貼ります。
※めくりやすくするため、少しずらして貼ります。
注意:セロハンテープをご使用の場合は、施工面の塗装をはがさないよう注意してください。

②アプリケーションシートをめくると(台紙)から(ペットフィルム)と(粘着剤)が同時にはがれます。注意:台紙に粘着剤が残る場合がありますので、慎重にゆっくりはがしてください。(ペットフィルム側)を少し「谷向き」に反らせるとスムーズにめくれます。

③接着する施工面に(粘着剤)面を貼ります。

④アプリケーションシートをはがし、(ペットフィルム)面から部品の彫刻にしっかり馴染ませます。

④余分をカッターナイフやハサミで切り取りとります。
注意:接着面が上となり、手に糊が付きやすくなりますので注意してください。

⑤アプリケーションシートで(ペットフィルム)をめくると粘着剤のみが残ります。

メッキを削ったり、瞬間接着材を使うことなく、メッキパーツの上から簡単に接着できます。

極薄の粘着剤ですので、細かな彫刻にしっかり馴染み、透明感を損ないません。


▲注意:接着面積の少ない部品は、強い力がかかると取れる場合があります。粘着力をお確かめになり、使用用途に合わせてご使用ください。



TF25  両面粘着シート 超透明 50μmミクロン(2枚入)
【極薄超透明両面粘着シート】

本体価格 ¥800(+消費税) 2014年10月発売




第54回全日本模型ホビーショー情報

《業者商談会》 9月26日(金)
《一般公開日》 9月27日(土)・28日(日)

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

アプリケーションシート「1mm方眼 黒 」

アプリケーションシート1mm方眼
APPLICATION SHEET 1mm grid Masking Support
【曲面追従半透明マスキング対応シート】

塗装のマスキングとTFシリーズが楽に貼れるアプリケーションシートに
「黒い」1mm方眼を入れたことで、「スジ彫り」のガイドとしての機能や、
複雑な形状のマスキングが可能になりました。


TF916 アプリケーションシート1mm方眼 黒 (2枚入)

素材:PVCフィルム 70μm サイズ:90mm×200mm (2枚入)



■使用方法1:フィニッシュシリーズが楽に貼れるシート。

カッティングテンプレートなどで切り出した直線や曲線、貼りにくい形にカットしたTFシリーズなどのシートを貼る場合に、1mm方眼が入ったことで位置合わせが楽に行える、半透明で弱粘性のシートです。

作例はタイヤのラインです。

①TFシリーズのフィルムのみを切り出します。(円カッターで二重に切っています。)
②一回り大きく台紙ごと切り取り、余分を慎重に、円が曲がらないようにはがします。

③アプリケーションシートを大きめに切り出し、貼り付けます。
Point!:円カッターで付けた中心点に方眼を合わせることで、センターが簡単にわかります。

④台紙からアプリケーションシートを剥がすと、TFシリーズが一緒にめくれます。

⑤施工面の位置を確認しながら貼り込みます。
Point!:ホイールの中心に方眼を合わせることで、ラインを曲がらずに貼ることができます。

⑥しっかり馴染ませてから、アプリケーションシートのみをゆっくりはがしてください。
※TFシリーズの粘着力よりもアプリケーションシートの粘着力が弱いので、
切り出したTFシリーズのみが施工面に残る仕組みです。

※1mm方眼が入ったことで、中心やセンターラインなどの位置合わせがしやすくなりました。



■使用方法2:スジ彫りのガイドや複雑な形状のマスキング

◆スジ彫り

スジ彫りをけがきたい部品にシートを貼り、方眼に沿ってカッターナイフで切り、スジ彫り用工具でけがく。または、貼ったシートの上からそのままけがくことも可能です。
※1mm方眼が入ったことで、サイズを測らずに、切る、けがくが可能です。
シートは伸びるので、3次曲面に対応した正確なスジ彫りを、方眼を見ながら施工できます。

◆マスキング

(チェッカー柄)

3次曲面のカウリングにシートを貼ってから、方眼に沿って正方形に切り出すことで、正確なチェッカー柄の塗装が、3次曲面のような複雑な形状にも可能になりました。


(デジタル迷彩)

近年多く見られるカクカクしたデジタル迷彩を、方眼に合わせて事前に切り出すことで、塗装の境がシャープにエッジの利いた迷彩が可能です。

(キャノピーの塗装)

窓枠のサイズがわかる場合は、事前に切り出してマスキングすることで、作業効率がアップします。


▲保管における注意:
シートを放置しておくと、常温においてもセパレーターの曲がるくせが原因で、両端が丸まる傾向がありますが、PVCフィルム自体に影響はなく、施工する上で支障はありません。


TF916 アプリケーションシート 1mm方眼 黒 (2枚入)
【曲面追従半透明マスキング対応シート】)
本体価格 ¥600(+消費税) 2014年10月発売 〈限定品〉




第54回全日本模型ホビーショー情報

《業者商談会》 9月26日(金)
《一般公開日》 9月27日(土)・28日(日)

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

アプリケーションシート「1mm方眼 白 」

アプリケーションシート1mm方眼
APPLICATION SHEET 1mm grid Masking Support
【曲面追従半透明マスキング対応シート】

塗装のマスキングとTFシリーズが楽に貼れるアプリケーションシートに
「白い」1mm方眼を入れたことで、「スジ彫り」のガイドとしての機能や、
複雑な形状のマスキングが可能になりました。

TF917 アプリケーションシート 1mm方眼 白 (2枚入)

素材:PVCフィルム 70μm サイズ:90mm×200mm (2枚入)




■使用方法1:フィニッシュシリーズが楽に貼れるシート。

カッティングテンプレートなどで切り出した直線や曲線、貼りにくい形にカットしたTFシリーズなどのシートを貼る場合に、1mm方眼が入ったことで位置合わせが楽に行える、半透明で弱粘性のシートです。


作例ではセンターラインを入れた型紙を作りました。

①TFシリーズのフィルムのみを切り出します。
Point!:形状を切り出す際に、センターラインの上と下にも切り込みを入れます。

②一回り大きく台紙ごと切り取ります。
Point!:センターラインがハッキリ見えるように、台紙ごと切り込みを入れてください。

②余分を慎重にはがします。

③アプリケーションシートを大きめに切り出し、貼り付けます。
Point!:台紙に入れたセンターラインに方眼を合わせて、貼ってください。

④台紙からアプリケーションシートをはがすと、TFシリーズが一緒にめくれます。

⑤施工面の位置を確認しながら貼り込みます。
Point!:パーツのセンターに方眼を合わせることで、左右対称に貼ることができます。

⑥しっかり馴染ませてから、アプリケーションシートのみをゆっくりはがしてください。
※TFシリーズの粘着力よりもアプリケーションシートの粘着力が弱いので、
切り出したTFシリーズのみが施工面に残る仕組みです。
※1mm方眼が入ったことで、中心やセンターラインなどの位置合わせがしやすくなりました。




■使用方法2:スジ彫りのガイドや複雑な形状のマスキング

◆スジ彫り

スジ彫りをけがきたい部品にシートを貼り、方眼に沿ってカッターナイフで切り、スジ彫り用工具でけがく。または、貼ったシートの上からそのままけがくことも可能です。
※1mm方眼が入ったことで、サイズを測らずに、切る、けがくが可能です。シートは伸びるので、3次曲面に対応した正確なスジ彫りを、方眼を見ながら施工できます。

◆マスキング

(チェッカー柄)

3次曲面のカウリングにシートを貼ってから、方眼に沿って正方形に切り出すことで、正確なチェッカー柄の塗装が、3次曲面のような複雑な形状にも可能になりました。

(デジタル迷彩)

近年多く見られるカクカクしたデジタル迷彩を、方眼に合わせて事前に切り出すことで、塗装の境がシャープにエッジの利いた迷彩が可能です。

(キャノピーの塗装)

窓枠のサイズがわかる場合は、事前に切り出してマスキングすることで、作業効率がアップします。



▲保管における注意:
シートを放置しておくと、常温においてもセパレーターの曲がるくせが原因で、両端が丸まる傾向がありますが、PVCフィルム自体に影響はなく、施工する上で支障はありません。




TF917 アプリケーションシート 1mm方眼 白 (2枚入)
【曲面追従半透明マスキング対応シート】

本体価格 ¥600(+消費税) 2014年10月発売 〈限定品〉




第54回全日本模型ホビーショー情報

《業者商談会》 9月26日(金)
《一般公開日》 9月27日(土)・28日(日)

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両面粘着シート 超透明 50μm ミクロン

「両面糊になったミラーフィニッシュがほしい!」
2012年の師走に、弊社キャラクター担当からそんな要望がありました。

クリアパーツの接着面にミラーフィニッシュを施工する場合、いちいち両面テープを貼るのが面倒だ、ということです。確かに両面に糊が付いたミラーフィニッシュがあれば、仕事が楽になる、「これは面白い!」ということで早速試作に取りかかりました。

簡単に考えていた試作は思いのほか難航し、試行錯誤を繰り返した試作品は、ミラー面に施工した糊やセパレーターなど問題が多く、量産性を考えた場合に製品化が難しいという判断になり、あきらめざるを得ませんでした。

そんな要望から一年後の2013年師走、恒例の挨拶回りに来られた某メーカーとの雑談の中で、脳裏にあった両面糊の話題から、極薄でしかも透明感の高い「両面粘着シート」という案が浮上。これはもしかすると「第三の接着方法になる!」と、そのとき確信しました。


両面粘着シート 超透明50μmミクロン
【極薄超透明両面粘着シート】

模型作りで使用する接着剤といえば、プラスチック用接着剤や瞬間接着剤ですが、
もう一つ、高性能な「両面粘着シート」を加えていただきたい!

両面粘着シート超透明50μmミクロンは、模型作りに適した極薄の糊を、台紙とペットフィルムでサンドイッチした、新開発の両面粘着シートです。糊の成分はフィニッシュシリーズに使われている粘着剤と同等で、台紙からはがした後に約24時間で固着します。

主にクリアパーツへの接着を想定していますので、心配される黄変を防ぐ「UVカット」機能を備えており、安心してご使用いただけます。

写真はアプリケーションシートを使って、ペットフィルムと粘着剤を台紙からはがした状態です。

シートの構成:(上)ペットフィルム(透明)、(中)粘着剤(50μm)、(下)台紙(クリーム色)

クリアパーツの接着、メッキパーツ、エッチング、木製甲板など、透明感を損ないたくない接着、接着剤をはみ出させたくない。くもり、白化を防ぎたい、接着の厚味を統一したい部品への接着に有効です。キャノピーや可動部の仮止めなど、あらゆるジャンルの模型に使用できます。

50μmミクロンという極薄で超透明な糊が、模型の仕上がりを変えてくれます。

新開発の両面粘着シートは、糊が極薄なだけではなく、超透明なのが大きな特徴です。クリアパーツ特に、車のテールライトのように、編み目の彫刻にも馴染ませることができ、しかも透明感を損なわない。とにかく「クリアー」に見せたい部分に有効です。

気を遣うクリアパーツの接着で、接着剤がはみ出すなどの失敗を防ぐことができます。

両面テープの概念を覆す、貼っているのがわからないほど透明で、極薄の両面粘着剤です。

開け閉めしたいキャノピーの接着や、仮止めしておきたい部分の接着に最適です。

接着面の彫刻も、両面粘着シートを使用することでくっきりと見せることができます。

実車と同様にフロントガラスにルームライトを接着しても、粘着剤が見えません。

▲注意:プラスチック材料を溶かして接着する方法ではありませんので、強い力がかかる部品の接着には適していません。


プラスチック接着剤、瞬間接着剤、そして もう一つ

「第三の接着方法」

貼ってる感がない! 極薄で超透明な両面粘着シートの登場です。


クリアパーツの接着は、模型のできを左右する大事な部分。

最後はやっぱり、鮮やかに決めたいですよね・・


TF25  両面粘着シート 超透明 50μmミクロン(2枚入)
【極薄超透明両面粘着シート】
本体価格 ¥800(+消費税) 2014年10月発売


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フレキシブルカッターの「使い方」

フレキシブルカッターの「持ち方」

▲フレキシブルカッターは、今までのカッターナイフとは「切り方」が違います。
持ち方と筆圧(力加減)に慣れていただき、練習していただく必要があります。

1. 先端ユニットの差し込み部にあるハンドルとの段差に指を当て、筆を持つ要領で握ります。

2. ハンドルを常に垂直に保ち、小指を机などに添えながら、安定した筆圧で切り進めます。

Point!: 使い始めはアプリケーションシートなどのシートを用意し、緩やかなカーブを切ってみてください。次第に独特な刃の動きと筆圧に慣れ、感覚としてつかめますので、徐々に小さな形状や複雑な曲線のカットに挑戦していきます。

◆威力を発揮するのが班迷彩や蛇行迷彩◆

※写真のように垂直に立てて切り進めます。わりと強めにゆっくりと切る感じです。

第二次大戦当時の斑迷彩、蛇行迷彩、まだら迷彩やスポット迷彩など、型紙にアプリケーションシートを貼り、「迷彩柄を切り抜いて」塗装する場合に便利です。刃自体がコマのように回転するので、切る方向に刃が追従してくれます。持ち替えたりハンドルを回すことなく、自由な曲線のカットが一筆で可能です。


鈴鹿市伝統工芸の「伊勢形紙」をご存じでしょうか。

伊勢形紙は、友禅やゆかた、小紋などの柄や文様を着物の生地に染めるのに用いる伝統的工芸用具です。その歴史は古く、室町時代には使われていたそうです。和紙を柿渋で加工している形地紙に、小刀で丹念に彫り抜いて作られますが、彫りの技工は、高度で熟練した技術と忍耐が要求されます。
使用する小刀は、刃を両側から竹などで挟んだもので、昔から彫り師が使用しているものですが、刃先が鈍った時には、砥石でとがなければいけません。一人前に研げるようになるには1年かかると言われています。フレキシブルカッターを使用することで、伝統的な伊勢形紙職人に近づくことができるかも知れません。


詳しくは、伊勢市ホームページ 「伝統産業」


◆威力を発揮する迷彩のけがき◆

迷彩を筆塗りする方には、けがいてアタリを付けるのに有効です。複雑な迷彩になればなるほど、フレキシブルカッターが威力を発揮してくれます。

★製図用コンパスに装着!★

もう一つの使い方が、製図用コンパスに装着して使用できることです。

1. 先端ユニットをハンドルから引き抜いてコンパスに装着するだけで、小円から大円のカットが自由自在です。
※コンパスをご購入される場合は、先端ユニットの仕様をご確認の上ご購入ください。
■先端ユニット: 長さ28mm×外径∅5.4mm(刃と差し込み部は含みません

コンパス側に差し込む部分:
内径∅3.5mm

Point!: 写真では見えにくいですが、始点と終点がピッタリ合っています。固定式で大きな刃を使用している円カッターとは違い、製図用コンパスに装着した場合に、小型の刃が切る方向に追従するので、円の始点と終点がズレません。製図用コンパスは精度が高いので、どんなサイズの円でもきれいな正円がカットできます。
コンパスにフレキシブルカッターを使った方法が、正円の切り方ではベストです。

★「 スクリーントーン」を切ってみる!★

手書きでマンガやイラストを描かれる方は、スクリーントーンの切り抜きにお勧めです。
調べによると、パソコンのソフトを使ってタブレットやマウスでマンガやイラストを描く方が増えているようですが、まだまだ半数くらいは、手書きの線にこだわって描かれています。


手や指を回すテクニックによってカットしていた今までのカッターナイフとは違い、「フィルムのカットと曲線の切りやすさ」に驚き、きっと手放せない道具になります。


メンテナンス、刃の研磨、替え刃の交換

フレキシブルカッターの鋭角で強靱な刃(ハイス)は、研がなくても切れ味が持続する刃物です。刃の軸(根本)への油差しを欠かさないメンテナンスと、切れ味が落ちた場合の刃の研磨。最終的に替え刃に交換することで、長期にわたってご使用いただける工具です。

メンテナンス

先端のハイスが根本を軸として、コマのようにくるくる回転する構造ですので、常に油ぎれが起こります。2時間、3時間と連続してご使用される場合は、作業をはじめる前にマシンオイルを塗っておいた方がよいでしょう。
※生産行程では、ハイスの根本、スプリングにマシンオイルを塗ってセットし、出荷しています。


1. ハンドルから先端ユニットを引き抜き、ユニットのネジを緩めて分解し、ハイスを取り出します。

2. 綿棒にマシンオイルを含ませ、ハイスの根本に塗り込む感じです。あまり大量にマシンオイルを塗りますと刃先に流れてきますのでご注意ください。

▲注意:オイルは必ずマシンオイルをご使用ください。マシンオイルは、ホームセンターなどにある一般的な「サビ止め」のご購入をお勧めします。



■刃の研磨

使用する刃は、高速で金属材料の切削を可能とするために、工具の材料として開発された高速度鋼(ハイス)を使用していますので、長期にわたって切れ味が持続します。

▲注意:~刃を研ぐ判断をする前に~

1、垂直を保って切っているか。 2、根本の油が切れてないか。 必ず確認してください。※切れ味が悪いと感じる原因は、刃の根本の油が切れている場合がほとんどです。持ち方が原因の場合も多く、常に垂直を保って切ることで刃がスムーズに回転し、研がなくても長期にわたってご使用いただけます。

▲注意:製品にオイルストーンは含まれていません。オイルストーンは製図用オイルストーンの購入をお勧めします。

1. 先端ユニットを分解し刃を取り出します。オイルストーンにマシンオイルを一滴垂らします。

2. 砥石に刃が接する角度(5度~10度)程度当て、砥石に沿わせながら両刃を軽く数回、慎重に舐めるように研ぎます。(※研ぎ終わりましたら、刃の油をきれいに拭き取ってください)

3. 替え刃にスプリングを付け、根本にマシンオイルを少量塗り、ユニット後部に差し込み、ユニット前部を被せてネジを締め、ハンドルに差し込んで完成です。

▲注意:職人が研いだ極小の刃ですので、研ぐ作業は慣れていただく必用があります。


■替え刃の交換 (製品には替え刃が1本付属します。)

1. ハンドルから先端ユニットを引き抜き、ユニットのネジを緩めて分解し、ハイスを取り出します。

2. 替え刃の根本にマシンオイルを少量塗り、ユニット後部に差し込み、ユニット前部を被せてネジを締め、ハンドルに差し込んで完成です。

▲注意:替え刃や先端ユニットなど、各部品の別売は行っておりません。ご了承ください。



フレキシブルカッターは、今までにない「新しい刃物」

班迷彩や蛇行迷彩に限らず曲線を切る作業には、デザインナイフを持つ手や指を回すテクニックで補っていましたが、やはり限界はあります。フレキシブルカッターは、デザインナイフではできない部分で、確実に威力を発揮してくれます。


長年模型を作ってこられた皆様にとって、新しい道具を手にし、使いこなすわくわく感。

フレキシブルカッターはそんな思いにさせてくれる、新しいカッターナイフです。


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第53回静岡ホビーショー TRYTOOLコーナー

第53回静岡ホビーショーは5月17(土)・18日(日)、一般のお客様に公開されました。
今年は天候に恵まれ、熱くも寒くもないさわやかな5月の気候でした。HASEGAWA TRYTOOL コーナーへも大変大勢のお客様にお越しいただきました。本当にありがとうござます。


今回のトライツールコーナーは、新工具フレキシブルカッターと、カッティングテンプレートの円形状と、四角形状のご提案です。

フレキシブルカッターは、業者招待日より大変な関心度で、どの様な構造なのか?、どうやって使うのか?など多くの質問をいただき、実際に実演をしながら説明させていただきました。今までにない自由な曲線が切れるカッターナイフで、デザインナイフとはまず持ち方が異なることから、正直戸惑う方もいらっしゃいました。一般公開で多かった質問は、どの厚さまで切れるのか?でしたが、刃がシャープペンシルの芯ほどで、筆のように持って垂直を保って切ることから、どうしても力が入りにくくなります。厚いプラ板などのカットには厳しいかも知れませんが、アプリケーションシートや薄いプラ板、けがきにと、曲線のカットには大変便利にお使いいただけます。

先行販売用に用意した商品は、一般公開初日1時間で完売してしまいました。高価格帯の商品ですし、特殊工具のため購入には慎重になられると予想していましたが、良い意味で大誤算でした。初日の完売後と二日目は、購入できずにがっかりされるお客様が多く申し訳ありません。正式な発売は6月5日出荷予定ですので、店頭には7日~8日には並ぶと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

※フレキシブルカッターの使用法やメンテナンスに関しては、今後公開していく予定です。



「○型、■型テンプレート」と題して発表したカッティングテンプレートCとDですが、バネ材に使われる硬いステンレスで耐久性が高いテンプレートです。板がしっかりしていて、厚味があるので、けがき針がしっかりと入ります。0.5mm刻みで揃えていますので、あらゆるシチュエーションに対応できるテンプレートです。こちらも先行販売で多くのお客様にご購入いただきました。

ミリタリーモデラーさんから、苦労する転輪の塗り分けにカッティングテンプレートCの円形状が治具として使えて便利だと言っていただきました。ねらい通りの感想で担当者としてもうれしい限りです。カッティングテンプレートC、Dの発売も6月5日出荷予定ですので、店頭には7日~8日には並ぶと思います。


今回の「参考出品」

壁側の上が、ステンレス エッジ加工を施したカッティングスケール“ロングタイプ”です。長さは50cm×幅は6cmで、艦船など大型模型の製作に役立つ、透明アクリル定規です。

壁側の下が、カッティングマットの大型模型用で、サイズは600mm×150mmです。艦船など、細長い模型や大型模型に最適で、机の場所をとらない細長いカッティングマットです。マットは軟質、硬質、軟質の三層構造になっているので、傷が付きにくい素材です。

マテリアルの参考出品は、好評発売中のアプリケーションシートに、1mm方眼を施したシートです。方眼が入ったことで、あらかじめ切り出してから貼れたり、パーツに貼ってから切り出す目安となって便利だと、高い関心をいただきました。色の要望は黒と白が多くありました。

もう一つは「新素材の両面テープ」です。白っぽく繊維質で厚いという両面テープの概念を覆す、極薄で超透明な両面テープです。失敗したくないクリアパーツの接着など、第三の接着方法を提案しましたが、業者招待日、一般公開日ふくめ大変関心が高く、製品化が実現できるよう頑張っていきたいと思います。


ホビーショー会場へお越しいただいたお客様。お越しいただけなく、ホームページをご覧のお客様。今後のハセガワ製品、HASEGAWA TRYTOOLにも、ご期待ください。

ありがとうございました。

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静岡ホビーショー「会場限定販売」

第53回静岡ホビーショー情報

《一般公開日》 5月17日(土)・18日(日)

最新工具の「先行販売」を行います。


最新の工具をいち早くお試しいただけます。

TP7 カッティング テンプレート C 【円形状定規】
本体価格 ¥1,500(+消費税)  2014年6月5日出荷予定


TP8 カッティング テンプレート D 【四角形状定規】
本体価格 ¥1,500(+消費税)  2014年6月5日出荷予定


TT106 フレキシブルカッター 【先端軸回転式自由曲線カッター】
★高速度工具鋼(ハイス)替え刃一本付

本体価格 ¥4,500(+消費税)  2014年6月5日出荷予定


※TT106フレキシブルカッターは、数に限りがありますのでご了承ください。

従来のマテリアルと工具も販売いたします。

TF24 アプリケーションシート(3枚入) 【曲面追従半透明マスキング対応シート】
本体価格 ¥800(+消費税)  好評発売中


TP5 カッティング テンプレート A 【直線平行幅定規】
本体価格 ¥1,500(+消費税)  好評発売中


TP6 カッティング テンプレート B 【曲線平行幅定規】
本体価格 ¥1,500(+消費税)  好評発売中

価格は販売価格より、大変お求めやすくなっております。

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フレキシブルカッター

シャープペンシルの芯のように小さく
鋭角で強靱な刃を持つ
ペン型「自由曲線カッターナイフ」の登場です。

通常カッターナイフの刃はハンドルに固定した状態で使用しますが、複雑な曲線を切る場合は、手首や指で回しながら切る必用があります。

フレキシブルカッターの特徴は、※刃の根本がコマのように、軸となって回転するので、切る方向に掛かる力に沿って、常に刃が向くことから、持ち替えたりハンドルを回すことなく、小さな形状や自由な曲線のカットが可能です。

※わかりやすい例が、キャスター付きの椅子を動かすときに「キャスター」は、動く方向を常に向いています。

■サイズ: 長さ133.5mm×幅 ∅9mm(刃とキャップは含みません)
■先端ユニット: 長さ28mm×外径∅5.4mm(刃と差し込み部は含みません)、内径∅3.5mm
■刃材質: 高速度工具鋼(ハイス) HIGH-SPEED TOOL STEEL

使用する刃は、高速での金属材料の切削を可能とするために、
工具の材料として開発された高速度鋼「ハイス」を使用しています。

ハイスの呼称は、高速度鋼(こうそくどこう、high-speed steel)が縮まったもので、高温下での硬さや耐軟化性を高めるべく、鋼(刃金)にクロム、タングステン、モリブデン、バナジウムといった金属成分を多量に添加し、焼入れ等の熱処理を施した後に、研磨して刃物状に成形して使用します。

切削工具の材料は代表して、ダイヤモンド、超硬合金、ハイスが上げられますが、
それぞれに優位性があります。

ハイスは超硬合金(超硬刃)と比較すると、耐摩耗性においては劣りますが、靭性(粘り強い)に富むことから、あらゆる金属材料の切削に用いられ、欠けにくいことから小型の刃には最適な材料です。このように耐軟化性の高いハイスを、さらにシャープペンシルの芯ほどの小さな刃物状に加工する高度な技術は、日本ならではの根気と時間をかけた手仕事が、脈々と受け継がれた職人を要する会社の、金属加工技術があってはじめて完成します。

■替え刃の交換 (製品には替え刃が1本付属します。)
1. ハンドルから先端ユニットを引き抜き、AとBのネジを緩めて分解し、ハイスを取り出します。
2. 替え刃の根本にマシンオイルを少量塗り、Bに差し込み、Aを被せてネジを締めて完成です。
※マシンオイルは、ホームセンターなどにある一般的な「サビ止め」のご購入をお勧めします。


■刃の研磨 (※製品にオイルストーンは含まれません。)
オイルストーンにマシンオイルを一滴垂らし、砥石に刃が接する角度(5度~10度)程度当てて、両刃を軽く数回砥石に沿うように研ぎます。
▲注意:職人が研いだ極小の刃ですので、研ぐ作業は慣れていただく必用があります。
※オイルストーンは、市販されている製図用オイルストーンのご購入をお勧めします。

製図用コンパスに装着できる!

先端ユニットを取り外して、市販の製図用コンパスに装着することで、大きな円がカットできるなど、使い方を選んでご使用いただけます。
※コンパスの先端サイズは、先端ユニットの仕様をご確認の上ご購入ください。写真はウチダ KD型製図器 SK穂替スプリングコンパスです。

コンパスで使用する大きな利点。

固定式で大きな刃を使用しているサークルカッターとは違い、製図用コンパスに装着しても、小型の刃は根本がコマのように軸となって回転し、切る方向を常に向くので、円の「始点」と「終点」のズレがありません。

MADE IN JAPAN

フレキシブルカッターは、精密模型を長きに渡って世に送り出してきた、模型メーカーハセガワらしい、機能性とデザイン性を兼ね備えた「ペン型カッターナイフ」です。

製品の開発には構想から3年を費やし、パソコンが普及する以前の製図器全盛時に培った、日本が誇る製図器製造技術、刃物研磨成形技術、ペン製造の高度な加工技術を持つメーカーの、粋を集めた「オールジャパン製品」です。

TT106 フレキシブルカッター
【先端軸回転式自由曲線カッター】
★高速度工具鋼(ハイス)替え刃一本付
本体価格 ¥4,500(+消費税)
2014年6月発売

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

「円形状」と「四角形状」カッティングテンプレート

 

好評のカッティングテンプレートに、「円形状」を集めたカッティングテンプレートCと
「四角形状」を集めたカッティングテンプレートDが仲間入りです。

◆硬度の高い金属を加工した精密テンプレート◆

カッティングテンプレートC【円形状定規】と、カッティングテンプレートD【四角形状定規】は、硬度の高いステンレスを精密に加工したスジ彫りや粘着シートのカット用テンプレートです。けがき針や刃をあてがう定規に適した板厚と硬さを選択し、長期間使用できる耐久性と、定規としての※寸法公差を最小限に抑えた設計となっています。

※寸法公差:エッチング加工の性質上、素材の厚みと材質の関係で寸法と許容差が出ますのでご了承ください。

「円形状」を集めたテンプレートCは、極小の正円から直径で0.5mm刻みの正円を揃えたことで、小円から大円。「四角形状」を集めたテンプレートDは、正四角形、角丸四角形状や台形など、極小の四角形状から直径で0.5mm刻みの四角形状を揃えたことで、幅広いサイズのスジ彫りをけがくことが可能です。アプリケーションシートやフィニッシュシリーズのカット。塗装における治具としての利用や、ガイドや定規としても役に立つ便利なテンプレートです。

 

  TP7 カッティングテンプレートC 【円形状定規】
■サイズ:90mm×200mm ■厚さ:0.3mm ■材質:ステンレス】

 ※試作品のため製品とは形状や書体など異なる部分があります。

 

TP8 カッティングテンプレートD 【四角形状定規】
■サイズ:90mm×200mm ■厚さ:0.3mm ■材質:ステンレス】
 

※試作品のため製品とは形状や書体など異なる部分があります。

 ■円形状テンプレートの使用用途

正円のスジ彫りや粘着シートの切り出し、テンプレートを使用しなければ難しい円形のモールドに最適です。航空機のパネルラインのスジ彫り、大戦機の日の丸やレーシングカーのゼッケンなどマスキングシートの切り出し。キャラクター模型では装甲などの可動部を表現したモールドを追加して精密感がアップします。

 

■四角形状テンプレートの使用用途

四角形状のスジ彫りや粘着シートの切り出し、テンプレートを使用しなければ難しいモールドの再現に最適です。航空機のパネルラインのスジ彫りや窓のマスキングシートの切り出し。キャラクター模型では装甲などの可動部を表現したモールドを追加して精密感がアップします。

 

★こんな使い方も便利!★

航空機模型のタイヤと一体化したホイールの塗装には、テンプレートを治具として使用することで、塗装の塗り分けが楽になります。四角形状のテンプレートも治具としてお役立てください。

 

◆精密写真と写真腐食法の応用から生まれたフォトエッチング技術◆

エッチングとは、使用する素材表面の必要な部分のみに、化学薬品などの腐食剤によって防食処理を施し、薬品の腐食作用を利用して目的の形状を得る、表面加工の技法です。

 

◆精密写真と写真腐食法の応用でミクロンレベルの精度が可能に◆

フォトエッチングは、プレス打抜き加工では不可能だった超精密な要求にも対応できるため、エレクトロニクス分野に欠かせない極小極薄、複雑形状の製品にぴったりの技法です。光学技術と化学技術の組み合わせ処理により、金型を使うことなく微細な形状をミクロンレベルの精度で製作できる精密加工技術です。

 

TP5 カッティング テンプレート A  【直線平行幅用定規】と、TP6 カッティング テンプレート B 【曲線平行幅用定規】の発売以来、要望の多かった円形状定規と四角形状定規のテンプレートが加わったことで、模型作りの幅が一気に広がります。 

 

TP7 カッティング テンプレート C  
【円形状定規】
 

本体価格 ¥1,500(+消費税)  
2014年6月発売
 

TP8 カッティング テンプレート D  
【四角形状定規】

本体価格 ¥1,500(+消費税)  
2014年6月発売

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フレキシブルカッター製造中

日本が誇る「ペン製造技術」

昨年10月開催の全日本ホビーショーにおいて、参考出品させていただいた
「フレキシブルカッター」が、日本の製造技術により発売が決定!現在製造中です。

  

近年、高い技術を持つ会社では、製造現場の写真公開には大変慎重になっていますが、「是非フレキシブルカッターの良さを模型ユーザーに伝えたい。」という担当者の熱意が伝わり、ペン製造工程の一部ではありますが、お許しいただきましたので公開させていただきます。

 

グリップ部の製造風景 

1) 製品を電極にひっかけます。(グリップ部)

2) アルマイト漕につけます。

3) 各種の化学処理を施します。

4) 黒色の染色作業。

5) 完了した黒アルマイトのグリップです。

 

グリップとキャップの部品

切削部品NC機械概要

切削部品NC機械内部

切削部品NC機械内部・削る工程

仕上がった部品

 キャップ、グリップ、先端ユニットの試作品

 

フレキシブルカッターの製造は順調に進んでいます。
詳しい情報は、近日公開しますのでお楽しみに。

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