播州の刃物シリーズ 半丸刃(∅20mm)  

播州の刃物シリーズ


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半丸刃(∅20mm)

Hamono Series BANSHU, Semicircular Blade (∅20mm)

【安来鋼(ヤスキハガネ)黄紙】


播州の刃物シリーズより、特殊形状の刃物、「半丸刃(20mm」が発売されます。

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230余年の歴史を有する刃物の生産地、兵庫県南西部「播州」で、
優れた刃物職人が一点一点丁寧に手作業で作る「播州の刃物シリーズ」。
職人が作る今回の刃物は、曲面のパーティング処理に特化した「半丸刃」です。

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◆安木鋼 黄鋼(黄紙)◆
刃物鋼は、日立金属株式会社の安来鋼(ヤスキハガネ)を使用。

◆パーカー処理◆
刃物鋼の表面に結晶性のリン酸皮膜を生成させ錆を防ぐ加工。

◆柄には紫檀(シタン)◆
特産品「播州そろばん」の枠に使われる、堅くて重い紫檀を使用。


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◆増槽タンクやミサイルのパーティング処理が出来る刃物がほしい・・・◆

そんな社員の声からはじまった刃物の開発


「半丸刃」はこんな試作品からはじまりました・・・

ハセガワ製品に多い飛行機に搭載される増槽タンクミサイルは大小様々で、1機に何本も取り付けることが多く、一本一本曲面のパーティングラインを処理するのは大変な労力です。そんな作業を「楽に、しかもキレイに」整えられる刃物を開発しようと思いついたアイデアは、一枚の刃物に半円で各サイズの刃を並べた道具。そんな依頼に答えて播州の職人さんから届いた刃物が写真の試作品です。当初は一本の道具で済ませようなどと欲張ってしまい、職人さんからは「量産は無理です」と告げられました・・・。

刀鍛冶がルーツとされる播州の刃物ですから、やはり「一本一本こだわった道具を作ろう」。そう方向を転換し、「播州の刃物シリーズ」と銘打って、平ノミから先行して開発が進みました。開発の過程で刃物への知識が蓄積され、半丸刃のブレードデザインが自然と浮かび、播州の職人さんが受け継ぐ刃物の名前から、製品名を「半丸刃」としました。

半丸刃の製品化は、曲面のパーティング処理が必要な製品を出し続けているハセガワだからこそ、真剣に考えるオリジナルデザインの刃物です。




曲面のパーティングラインをカッターナイフで処理すると、刃がまっすぐなので平らに削れてしまいます。「半丸刃」は、半円形に削ることができ、その後のペーパーで整える作業が楽になります。


平ノミとはブレードの形状が異なり、幅10mm厚さ2mm弱の分厚い鋼を半丸に刃付け。

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◆半丸刃の直径は、完成模型を測って割り出しています◆


ハセガワが発売する、主に飛行機の胴体やエンジンカウリング、主翼前縁やタンクの直径などを測り、多くのアイテムに対応できる刃物サイズを割り出しました。直径20mm以下ならサイズを選ばず、曲面のパーティングライン処理に使えます。

飛行機の胴体や増槽タンクを合わせたパーティング処理

1/48零戦の胴体にも十分対応。半丸に処理できる効果は絶大です。


パーツに対して、押しても引いても、どちらからでも曲面のパーティング処理が
出来ますので、「左利き」の方にも違和感なくご使用いただけます。

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セット内容:半丸刃、油紙、ビニールカバー(砥石は入りませんのでご注意ください)
※砥石は別売りの「TL106刃物研ぎ用 砥石(丸棒)」をお勧めします。

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播州の刃物シリーズ

半丸刃(∅20mm)
【安来鋼(ヤスキハガネ)黄紙】

本体価格 ¥4,400(+消費税)
2017年6月15日発送予定

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第56回静岡ホビーショー情報

《業者商談会》 5月11日(木)・12日(金)
《一般公開日》 5月13日(土)・14日(日)

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