月別アーカイブ: 4月 2014

フレキシブルカッター

シャープペンシルの芯のように小さく
鋭角で強靱な刃を持つ
ペン型「自由曲線カッターナイフ」の登場です。

通常カッターナイフの刃はハンドルに固定した状態で使用しますが、複雑な曲線を切る場合は、手首や指で回しながら切る必用があります。

フレキシブルカッターの特徴は、※刃の根本がコマのように、軸となって回転するので、切る方向に掛かる力に沿って、常に刃が向くことから、持ち替えたりハンドルを回すことなく、小さな形状や自由な曲線のカットが可能です。

※わかりやすい例が、キャスター付きの椅子を動かすときに「キャスター」は、動く方向を常に向いています。

■サイズ: 長さ133.5mm×幅 ∅9mm(刃とキャップは含みません)
■先端ユニット: 長さ28mm×外径∅5.4mm(刃と差し込み部は含みません)、内径∅3.5mm
■刃材質: 高速度工具鋼(ハイス) HIGH-SPEED TOOL STEEL

使用する刃は、高速での金属材料の切削を可能とするために、
工具の材料として開発された高速度鋼「ハイス」を使用しています。

ハイスの呼称は、高速度鋼(こうそくどこう、high-speed steel)が縮まったもので、高温下での硬さや耐軟化性を高めるべく、鋼(刃金)にクロム、タングステン、モリブデン、バナジウムといった金属成分を多量に添加し、焼入れ等の熱処理を施した後に、研磨して刃物状に成形して使用します。

切削工具の材料は代表して、ダイヤモンド、超硬合金、ハイスが上げられますが、
それぞれに優位性があります。

ハイスは超硬合金(超硬刃)と比較すると、耐摩耗性においては劣りますが、靭性(粘り強い)に富むことから、あらゆる金属材料の切削に用いられ、欠けにくいことから小型の刃には最適な材料です。このように耐軟化性の高いハイスを、さらにシャープペンシルの芯ほどの小さな刃物状に加工する高度な技術は、日本ならではの根気と時間をかけた手仕事が、脈々と受け継がれた職人を要する会社の、金属加工技術があってはじめて完成します。

■替え刃の交換 (製品には替え刃が1本付属します。)
1. ハンドルから先端ユニットを引き抜き、AとBのネジを緩めて分解し、ハイスを取り出します。
2. 替え刃の根本にマシンオイルを少量塗り、Bに差し込み、Aを被せてネジを締めて完成です。
※マシンオイルは、ホームセンターなどにある一般的な「サビ止め」のご購入をお勧めします。


■刃の研磨 (※製品にオイルストーンは含まれません。)
オイルストーンにマシンオイルを一滴垂らし、砥石に刃が接する角度(5度~10度)程度当てて、両刃を軽く数回砥石に沿うように研ぎます。
▲注意:職人が研いだ極小の刃ですので、研ぐ作業は慣れていただく必用があります。
※オイルストーンは、市販されている製図用オイルストーンのご購入をお勧めします。

製図用コンパスに装着できる!

先端ユニットを取り外して、市販の製図用コンパスに装着することで、大きな円がカットできるなど、使い方を選んでご使用いただけます。
※コンパスの先端サイズは、先端ユニットの仕様をご確認の上ご購入ください。写真はウチダ KD型製図器 SK穂替スプリングコンパスです。

コンパスで使用する大きな利点。

固定式で大きな刃を使用しているサークルカッターとは違い、製図用コンパスに装着しても、小型の刃は根本がコマのように軸となって回転し、切る方向を常に向くので、円の「始点」と「終点」のズレがありません。

MADE IN JAPAN

フレキシブルカッターは、精密模型を長きに渡って世に送り出してきた、模型メーカーハセガワらしい、機能性とデザイン性を兼ね備えた「ペン型カッターナイフ」です。

製品の開発には構想から3年を費やし、パソコンが普及する以前の製図器全盛時に培った、日本が誇る製図器製造技術、刃物研磨成形技術、ペン製造の高度な加工技術を持つメーカーの、粋を集めた「オールジャパン製品」です。

TT106 フレキシブルカッター
【先端軸回転式自由曲線カッター】
★高速度工具鋼(ハイス)替え刃一本付
本体価格 ¥4,500(+消費税)
2014年6月発売

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「円形状」と「四角形状」カッティングテンプレート

 

好評のカッティングテンプレートに、「円形状」を集めたカッティングテンプレートCと
「四角形状」を集めたカッティングテンプレートDが仲間入りです。

◆硬度の高い金属を加工した精密テンプレート◆

カッティングテンプレートC【円形状定規】と、カッティングテンプレートD【四角形状定規】は、硬度の高いステンレスを精密に加工したスジ彫りや粘着シートのカット用テンプレートです。けがき針や刃をあてがう定規に適した板厚と硬さを選択し、長期間使用できる耐久性と、定規としての※寸法公差を最小限に抑えた設計となっています。

※寸法公差:エッチング加工の性質上、素材の厚みと材質の関係で寸法と許容差が出ますのでご了承ください。

「円形状」を集めたテンプレートCは、極小の正円から直径で0.5mm刻みの正円を揃えたことで、小円から大円。「四角形状」を集めたテンプレートDは、正四角形、角丸四角形状や台形など、極小の四角形状から直径で0.5mm刻みの四角形状を揃えたことで、幅広いサイズのスジ彫りをけがくことが可能です。アプリケーションシートやフィニッシュシリーズのカット。塗装における治具としての利用や、ガイドや定規としても役に立つ便利なテンプレートです。

 

  TP7 カッティングテンプレートC 【円形状定規】
■サイズ:90mm×200mm ■厚さ:0.3mm ■材質:ステンレス】

 ※試作品のため製品とは形状や書体など異なる部分があります。

 

TP8 カッティングテンプレートD 【四角形状定規】
■サイズ:90mm×200mm ■厚さ:0.3mm ■材質:ステンレス】
 

※試作品のため製品とは形状や書体など異なる部分があります。

 ■円形状テンプレートの使用用途

正円のスジ彫りや粘着シートの切り出し、テンプレートを使用しなければ難しい円形のモールドに最適です。航空機のパネルラインのスジ彫り、大戦機の日の丸やレーシングカーのゼッケンなどマスキングシートの切り出し。キャラクター模型では装甲などの可動部を表現したモールドを追加して精密感がアップします。

 

■四角形状テンプレートの使用用途

四角形状のスジ彫りや粘着シートの切り出し、テンプレートを使用しなければ難しいモールドの再現に最適です。航空機のパネルラインのスジ彫りや窓のマスキングシートの切り出し。キャラクター模型では装甲などの可動部を表現したモールドを追加して精密感がアップします。

 

★こんな使い方も便利!★

航空機模型のタイヤと一体化したホイールの塗装には、テンプレートを治具として使用することで、塗装の塗り分けが楽になります。四角形状のテンプレートも治具としてお役立てください。

 

◆精密写真と写真腐食法の応用から生まれたフォトエッチング技術◆

エッチングとは、使用する素材表面の必要な部分のみに、化学薬品などの腐食剤によって防食処理を施し、薬品の腐食作用を利用して目的の形状を得る、表面加工の技法です。

 

◆精密写真と写真腐食法の応用でミクロンレベルの精度が可能に◆

フォトエッチングは、プレス打抜き加工では不可能だった超精密な要求にも対応できるため、エレクトロニクス分野に欠かせない極小極薄、複雑形状の製品にぴったりの技法です。光学技術と化学技術の組み合わせ処理により、金型を使うことなく微細な形状をミクロンレベルの精度で製作できる精密加工技術です。

 

TP5 カッティング テンプレート A  【直線平行幅用定規】と、TP6 カッティング テンプレート B 【曲線平行幅用定規】の発売以来、要望の多かった円形状定規と四角形状定規のテンプレートが加わったことで、模型作りの幅が一気に広がります。 

 

TP7 カッティング テンプレート C  
【円形状定規】
 

本体価格 ¥1,500(+消費税)  
2014年6月発売
 

TP8 カッティング テンプレート D  
【四角形状定規】

本体価格 ¥1,500(+消費税)  
2014年6月発売

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フレキシブルカッター製造中

日本が誇る「ペン製造技術」

昨年10月開催の全日本ホビーショーにおいて、参考出品させていただいた
「フレキシブルカッター」が、日本の製造技術により発売が決定!現在製造中です。

  

近年、高い技術を持つ会社では、製造現場の写真公開には大変慎重になっていますが、「是非フレキシブルカッターの良さを模型ユーザーに伝えたい。」という担当者の熱意が伝わり、ペン製造工程の一部ではありますが、お許しいただきましたので公開させていただきます。

 

グリップ部の製造風景 

1) 製品を電極にひっかけます。(グリップ部)

2) アルマイト漕につけます。

3) 各種の化学処理を施します。

4) 黒色の染色作業。

5) 完了した黒アルマイトのグリップです。

 

グリップとキャップの部品

切削部品NC機械概要

切削部品NC機械内部

切削部品NC機械内部・削る工程

仕上がった部品

 キャップ、グリップ、先端ユニットの試作品

 

フレキシブルカッターの製造は順調に進んでいます。
詳しい情報は、近日公開しますのでお楽しみに。

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