蓄光フィニッシュ(ブルー)、蓄光フィニッシュ(グリーン)

「蓄光顔料」を使用した粘着シートができれば、軍用機の「フォーメーションライト」表現に最適だと考え、2009年春より開発を進めていました。

開発当初は、光を蓄えて発光する輝度も残光も少なく、さらにシートが分厚くなってしまい、スケール感を損ねることから開発を一時中断していました。新しく開発に使用した蓄光性夜光顔料は、従来品と比べ「初輝度で10倍、残光輝度で10倍」という明るさの性能を持ちます。

そもそも「蓄光顔料」とは何か?というと、自然光や蛍光灯、紫外線を放出するブラックライトなどの光エネルギーを吸収して一時的に蓄え、瞬時に真っ暗な状態になると、蓄えた光を徐々に放出して発光するものです。電気を使わずに「光の吸収→発光→吸収→発光」を、何度でも繰り返すことができ、照射する光が強ければ強いほどよく光る、という特性があります。

「蓄光性夜行顔料」は、うっすらと色のついた白い粉ですが、灯りを消すとこんな感じで光ります。

※蓄光性夜行顔料は「根本特殊化学株式会社」のN夜光(LumiNova®)を使用しています。日本テレビの「世界一受けたい授業」でも何度か取り上げられ、皆さんがお持ちになっている時計の文字盤では、世界シェアをほぼ独占しています。

※蓄光フィニッシュに使用する蓄光性夜光顔料は、放射性物質や有害物質は一切含みません。

軍用機の多くに装備され、夜間の編隊飛行で灯火される「フォーメーションライト」の表現に最適です。蓄光フィニッシュは、このために開発したようなもので、発する光が本物とそっくり!

モータースポーツの車両に使用されている、計器板のELバックライトも本物のように光ります!

↑ユーロファイターのフォーメーションライトも、NSR250のELバックライトも、デカールの上から施工しています。シートは半透明ですので、ベースの色彩を生かした施工が楽しめます。コレクションにどんどん貼ってみましょう♪

キャラクターモデルのライトに施工して、軍用装備の夜間灯火を演出できます。蓄光シートは接着する面に貼っています。

蓄光フィニッシュの「注意事項」

蛍光灯などにシートを10秒以上当てることで蓄光しますが、照射する光が強ければ強いほどよく光りますので、発光が弱いと感じた場合は、窓からでも太陽の方向に10秒以上当ててから、真っ暗な部屋で確認してください。※ブルーの蓄光顔料は、グリーンよりも若干蓄光性が弱く視認性も劣ります。

↑ ピクトグラム (左)非常口、 (右)広域避難場所

ピクトグラムは、東京オリンピック開催時に、外国人とのコミュニケーションを取り持つために開発されたのが始まりで、1980年代以降に広く使われるようになりました。1982年、日本で制定された非常口サイン(左)は、1987年に国際規格ISOに組み込まれて国際標準となりました。防災意識の高まりとともに、地震や台風等の災害時の停電に際し、電源や配線配管を必要としない「蓄光」の表示は、有効な手段として需要が高まっています。

←「非常口サイン」東京メトロ半蔵門線ホーム

蓄光フィニッシュは、模型の使用に限らずご家庭でも、スイッチ類や廊下、階段などに非常用の標識を付けたり、アクセサリーやオブジェ、釣り具への応用などに有効利用できる便利なシートです。

「安全対策」として有効ですので、是非ともご使用いただきたいですね。

★新製品★  

TF908 蓄光フィニッシュ(ブルー)[限定品]
TF909 蓄光フィニッシュ(グリーン)[限定品]

2012年10月下旬 発売予定  税込¥1,260

第52回全日本ホビーショー情報

《業者商談会》 10月11日(木)・12日(金)
《一般公開日》 10月13日(土)・14日(日)

※10月13日(土)・14日(日)一般公開日に、蓄光フィニッシュ(ブルー)、蓄光フィニッシュ(グリーン)の先行販売を行います。是非会場にて「発光するシート」をお確かめください!

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