極細ピンセット (精密作業用)

子供の頃から長年模型を作り続けている皆さんは、
模型作りの「職人」、といっても過言ではない技術をお持ちだと思っています。
しかしここ数年、ホビーショーのトライツールコーナーで良く聞くのが、
「最近、目がねぇ~・・・」という言葉。

年齢と共に衰える視力、そして集中力・・。でも模型は作りたいし、いつまでも楽しんでいたい。そんな状況と反比例して、模型の金型精度は上がり、ハイクオリティな製品が次々と発売される。長年愛用している使い慣れた道具でも、以前は腕でカバーできたことが、この頃は追いつかない場面が出てきてしまっている。

今回ご提案するピンセットは、そういった場面にこそ威力を発揮するツールです。

極細ピンセット FINE TWEEZERS

■先端厚:0.2mm、■先端幅:0.25mm、■板厚:1.5mm、■材質:ステンレス、■重量:14g
素材:SUS420J2(クロム13%、カーボン0.3%)ステンレス

1.5mmの板厚を砥ぎ上げ、先端は0.2mmという薄さ。

先端の幅を0.25mmと極細に仕上げてあります。 

 

◆先端の厚さが最も薄く、先端幅が最も細い極細ピンセット◆

模型作りの繊細な作業には、ピンセットで挟んだ感触が手に伝わりやすい方が良い。
そこで選んだのは、1.5mm厚のSUS420J2(クロム13%、カーボン0.3%)」ステンレスです。このステンレスは、焼き入れ硬度に優れ、刃物などに使用する鋼材なのでとにかく強い。

極細ピンセットは、先端を極細に仕上げた先細タイプで、細かなプラスチック部品、エッチング、ステンレス棒、ゴムケーブルなど、あらゆる極小パーツの保持、取り付けに適しています。熱処理を施した強靱なステンレスは、強くつかんでもしなりがありません。先端を極限まで細く先細に仕上げたことで、入り組んだ場所へ入り込むなどの、精密作業に最適です。しっかりつかめ、軽いタッチの使用感と指に感触が伝わる安心感。極細ピンセットは連続で作業しても、手に疲労感を与えません。

▲使用上の注意: 先端は鋭く尖った形状ですので、怪我をしないようご注意ください。繊細な精密作業に特化したピンセットですので、極端に強い力が必要な作業には向いていません。

艦船模型の細かさ、エッチングを含めたフルセットも、これがあれば挑戦したくなります。

エンジンまで精密に再現したバイク模型。しかし、入り組んだゴムケーブルの取り付けに閉口した覚えはありませんか?

 

模型作りで使用する、色々な素材を挟んでみました。

先が筒状で丸い、プラスチックパーツ。

艦船模型の極細パーツ、真鍮製。

空母艦載機のプロペラ、真鍮製。

金属棒、銅製。

スプリング、バネ用鋼材。

0.4mmステンレス棒。

輪っか状の極小パーツ、真鍮製。

細かな部品を挟んだら「ピーン!」と飛んでいった・・
その原因は、強い力で握ることと、ピンセットの先端がしなること・・。極細ピンセットは、極小パーツに特化したほどよい板厚なので、しなりがなく、軽い力で対象物を保持できます。
解説書の順番に組み立てたつもりが、部品が余って後から取り付ける羽目に・・
やっと完成させたのに、模型の部品が外れている・・
そんなときに限って、奥まったところへ取り付ける部品だったりしますよね・・。そのような細かい作業になればなるほど要求されるのが、先端が細く、入り組んだ場所に「すーっ」と入っていける細長い形状。そして軽く挟んでも部品をしっかり保持してくれる「ピンセット」の存在です。

TT101フィニッシュピンセットと並べてみました。
フィニッシュピンセットの先端部がヘラ型に対して、TT102極細ピンセットは、細く鋭く仕上げているのが解りいただけると思います。先端の繊細な仕上げは、最終的に一本一本、職人の手によって「砥ぎ上げ」たものです。

 

ことわざで「芸は身を助ける」といいますが、どんな職人さんでも
「道具は身を助ける」と思います。

 

※【砥石】とは、刃物をとぐための石ですが、ピンセットを生産する職人の現場では、仕上げの作業を「砥ぐ」という表現を使います。先端の仕上げは、刃物を砥ぐほどに繊細な作業なのです。

TT102 極細ピンセット FINE TWEEZERS
価格:¥3,360(本体価格¥3,200) 発売:2013年6月予定 〈限定品〉


第52回静岡ホビーショー情報

《業者商談会》 5月16日(木)・17日(金)
《一般公開日》 5月18日(土)・19日(日)

※一般公開日に先行販売を行います♪

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