スケールモデル用「三角スケール」

HASEGAWA TRYTOOLから、スケールモデル専用「三角スケール」が発売されます。

40代後半の方なら一度は目にしたことがある三角スケールは、CADやパソコンが普及するまでは、製図を描くときに無くてはならない存在でした。製図がデジタル化されたとしても、三角スケールが良い道具であることに変わりありません。当時は竹製だった三角スケールが、オールアルミ素材で、精度の高い製品に生まれ変わり、スケールモデル専用として新登場です。

スケールモデル用は作業性を追求。色は反射を抑え、視認性の良い「つや消し黒」を選択。
長さ:170mm ■高さ:13mm ■幅:15mm ■素材:オールアルミ(押し出し成形) ■重量:18g

1面目: 1/72、1/48 スケール

2面目: 1/32、1/35 スケール

3面目: 1/24、1/12 スケール

オールアルミ(押し出し成形)。100%再生可能で環境に配慮したエコ材料です。
塗装は電気分解によるアルマイト加工で行われています。これは、レーシングバイクに使われるアルミパーツの塗装と同様の加工方法なので耐久性は抜群。

 

◆三角スケール(さんかくすけーる)ってなに?◆

三角スケールは製図する際に用いられる物差しで、縮尺された定規です。三つの面の両側に異なる6種類の目盛りが刻まれていることから、必要な縮尺を選んで寸法を測り、図面を描いたり、図面から寸法を読み取るための便利な道具です。断面の形状が▲三角の形をしているので三角スケール、略して(サンスケ)とも呼ばれます。

1/12スケール フィギュア用アクセサリーを参考に、机と椅子なら鞄を自作してみるとか・・

 

◆模型における使用用途◆

市販された模型の周辺に加えるアクセサリーや、ジオラマを製作する際に大変役立ちます。使用するスケールサイズを選ぶだけで、いちいち縮尺を計算する手間がいりません。図面を描いて寸法を読み取り、プラ板や金属棒をカットするなど、自作する方には強い味方となるでしょう。

引き出しの中の小物を作るとか・・

会議に持ち込む書類を作るとか・・

実験用具を自作したり・・

アクセサリーを加えるなど、自作する際の面倒な寸法だしから解放されます♪

三角スケール【鉄道模型用】と並べてみました。

 

◆三角スケール作業工程の流れ◆

アルミ本体材料を押し出し成形 ・ 定寸切断加工

本体アルミ角処理加工 ・ 端面処理加工

検査員による検品 ・ アルコール清掃

本体レーザー加工 ・ 精度検査

※検査員による精度チェック ・ アルコール清掃。

写真は、三角スケール本体に、レーザー加工機で目盛りを刻んでいるところです。

※ 「高精度レーザー微細加工目盛り」目盛りの校正値はミクロン単位の高精度を誇ります。
三角スケールの計測には精度の高いニコン製工具顕微鏡を使用しています。

 

◆実はガンガン使えるタフなやつ!◆

模型を作っていれば、塗料が飛び散ることもしばしば・・Mrカラー「59」番が付着したという想定。

Mrカラー薄め液でゴシゴシ!。

三角スケールの目盛りは印刷されたものとは違い、レーザーで1本1本目盛りを刻んでいるので、長期間使用されても目盛りが消える事はありません。塗料が飛び散って三角スケールに付着してしまっても、模型用の薄め液で拭けば大丈夫!凄くタフやつです。

◆三角スケールを使用する業種など◆

建築デザイナー、不動産鑑定士、土地家屋調査士、住宅地図用(不動産関係、公官庁、運送関係向けの縮尺、ゼンリン地図使用者に必須)。文化財保護スケール。舞台装置監督用スケール。インテリア・空間デザイン。コピー縮少対応スケール。山岳、登山者向けなど。
※この様に各業界専用の三角スケールが存在します。業種によって縮尺が多様化してきた事で、三角スケールの需要が再び高まっているのです。

長年スケールモデルを作り続けている皆さん。模型業界で初となる「スケールモデル専用」三角スケールですので、1本持っていていただきたい道具です。

 

TT104  三角スケール【スケールモデル用】 TRIANGLE SCALE [for Scale model]
予価:¥2,940(本体価格¥2,800) 発売:2013年6月上旬

第52回静岡ホビーショー情報

《業者商談会》 5月16日(木)・17日(金)
《一般公開日》 5月18日(土)・19日(日)

※一般公開日に先行販売を行います♪

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