ミラーフィニッシュA4
MIRROR FINISH A4
【曲面追従金属光沢シート】
2008年から発売のミラーフィニッシュは、多くのモデラー様方々にご使用いただき、
今や模型作りには欠かすことのできない素材となりました。
◆改めて、高性能な「曲面追従金属光沢シート」◆
「曲面追従金属光沢シート」とは、真空中で金属を加熱・蒸発させ、薄い膜としてフィルムに付着させる「金属蒸着」という技術を使ったシートです。付着させる素材に柔軟な特殊フィルムを使用したことで「伸びる」、つまり曲面へ追従することが可能となり、塗装では不可能な金属表現を可能にした画期的なシートです。
フィルムの厚さは、粘着剤を合わせてもわずか50ミクロン(50/1000mm)。「極薄」ですので、模型作りの「仕上げ」作業に最適な素材です。粘着剤は「初期弱粘」といい、初めの1、2回は貼り直しが可能で、施工後より約24時間でしっかりと固着します。▲注 意
シートの細かな傷やピンホールは、製法上やむを得ませんのでご了承ください。
◆デザインを具現化するクレイモデル◆
クレイとは、工業・産業デザイン専用の立体模型用粘土です。
クレイを使った自動車の部品デザインにおける手順。
2、実際の見え方を再現。気になる部位にフィルムを貼って見え方をデザイナーと確認。
3、確認の範囲を広げ、全体の見え方や質感等も確認します。
4、1/1クレイモデルに取り付け、全体での質感やバランス等を見ます。
この後、修正部位を現物で指示しながらCADデータを修正。その後、修正データでNC加工し、全体にメッキフィルムを貼って審査に提案します。上の画像にあるような、クレイのボデーにメッキフィルムは貼りませんが、難しい面構成の表現をシビアに検討する場合、その部位に透明のラップや専用のフィルムを貼り確認する。また、実際に塗装で確認する事があります。
協力:KATO CRAFT DESIGN, 株式会社 新巧模型製作所
◆インテリアデザイン◆
インテリアを手がけるデザイナーによると、まず住む人が毎日使うキッチンから考え、キッチンに合わせた「空間デザイン」というのが、近年とても重要だといいます。デザイナーの多くは、本物と同様に見える、ミラーフィニッシュのようなリアリティのある素材を常に求めています。◆弊社で完成品の製作を専門に担当する戸部の趣味◆
1950年代のバイクなど、旧車のレストアを手がけている、弊社販売宣伝担当の戸部は、ミラーフィニッシュを趣味に生かし、古い物をよみがえらせるレストアをライフワークにしています。1958年製ライラックFY-5 タンクの腐食した部分に使用。
(静岡県富士市在住 鈴木久夫 氏 所有)
メーターの腐食したメッキ部分にミラーフィニッシュを使用。新たにメッキする費用や環境を考えた場合に、金属蒸着シートはフィルムに蒸着した金属を粘着剤でサンドイッチする構造のため、旧車のレストアのような場合では、十分すぎる性能を持ち合わせています。
◆プラモデルに使用するだけではもったいない性能◆
ミラーフィニッシュは、フィルムと粘着剤を合わせても、50ミクロンと大変薄いにもかかわらず、低温でも割れにくく伸び性に優れています。耐熱性に関しても80度の環境で連日のテストに耐えうるなど、耐湿性、耐候性ともに良好のシートです。自動車のクレイモデル、インテリア模型、ラジコンボディなどの大型模型にも使える大判のA4サイズです。
野外でも耐えうる性能を備えた、曲面追従金属光沢シートは
プロフェッショナルにこそ、お勧めしたい粘着シートです。
TF918 ミラーフィニッシュ A4
【曲面追従金属光沢シート】
Size:210mm×297mm(1枚入)
本体価格 ¥2,200(+消費税) 2015年6月発売予定
第54回静岡ホビーショー情報
《業者商談会》 5月14日(木)・15日(金)
《一般公開日》 5月16日(土)・17日(日)