ガラスは元々透明で色はついていません。ガラスに着色する理由は、太陽からの眩しさや日射による室温の上昇をコントロールすることです。明るさを保ちながら、快適な室内環境をつくるために、着色された「熱線反射ガラス」が使われています。
ガラスの色はどのようにつけている?
ガラスに微量の金属化合物を添加し、その比率を増減させることで着色しています。
●グリーンのガラスは酸化鉄(Fe2O3)を添加します。●ブロンズのガラスは酸化コバルト(CoO)などを添加し、さらに酸化鉄(Fe2O3)も添加します。●グレーのガラスはブロンズ同様に酸化コバルト(CoO)などを添加し、さらに酸化鉄(Fe2O3)も添加しますが、ブロンズのガラスとは配合の比率を変えています。
ブロンズ色のガラスが・・・
20数年前までは、自動車の上級車仕様でブロンズ色のウインドウをよく見かけましたが、近年はほとんど見なくなりました。日本板硝子に問い合わせたところ、ブロンズ色の需要が減っているのは「高価なため」という回答でした。他にはあくまでも一説ですが、携帯電話の普及により、ブロンズガラスにコーティングするための金属化合物の添加が携帯電話の電波の妨げるのが原因という説もあります。
TF914 クリアーブラウンフィニッシュ 【曲面追従透明シート】
ガラスの色を再現したクリアーフィニッシュは、自動車や電車・バス・客船などの交通機関、航空機のキャノピーや建造物などに見られるガラスの色彩を、フィルム自体が持つ艶と高い透明感を保ちながら、表面に極薄く均一にクリアー色を加工することで、コーティング処理された「ブロンズガラス」を粘着シートで忠実に再現しました。極薄で曲面に追従するシートは、広い面積でもムラなく均一に施工でき、透明なクリアーパーツを本物の熱線反射ガラスのように仕上げられます。エアブラシでクリアーパーツに、クリアー色を薄く塗装することは難しい作業ですが、各種ガラス色のクリアーフィニッシュは、実物のコーティング処理と同じように、フィルムの表面に極薄くクリアー色を加工することに成功しています。
■使用用途
カーモデルのフロントやサイドウインドの施工で、高級車仕様と同様に仕上げられます。
プラウラーなど電子戦機のキャノピーに施工することでリアリティある仕上がりに。
バスなどの公共交通機関の乗り物には、ブロンズガラスが多く使われています。
ジオラマでは商業ビルなど建造物模型の窓に威力を発揮。キャラクターモデルでは風防やヘルメット、ゴーグルなどに施工することで、電子戦装備を演出できます。同じクリアー色を左右に施工したい、複数のパーツへ施工したいといった統一性が求められる場合には、各種クリアーフィニッシュが有効です。
実物に使われているブロンズ色
TF914 クリアーブラウンフィニッシュ 【曲面追従透明シート】
価格:¥1,050(本体価格¥1,000) 2013年11月発売
第53回全日本ホビーショー情報
《業者商談会》 10月11日(金)
《一般公開日》 10月12日(土)・13日(日)
※一般公開日に先行販売を行います♪
←台紙の影響でクリアーの色味が変わって見えます。○シールの色見本でお確かめください。