毎日の生活を安全で快適にしている「ガラス」
現代社会に欠かせない存在となっているガラスは、透明性が高く硬質な素材ということから、温度や湿度、騒音から人を守る役割を果たしています。外観ではデザイン性にすぐれ、内部空間には明るい光をもたらすなど、ガラスは生活を快適にしています。日本で初めて板ガラスの工業化に成功した旭硝子は、明治40年(1907年)に創立し、現在たずさわる分野は、建築をはじめとして交通や情報通信、医療などのあらゆる分野において、ガラス製品を通じて社会を支えているグローバル企業です。
旭板硝子の製品「サンカットΣ (グリーン)」は、スパッタリング技術により、板ガラスの表面に極薄の金属膜をコーティングした熱線反射ガラスです。適度な遮光性能を備え、眩しさや日射による室温の上昇をコントロール、明るさを保ちながら、快適な室内環境をつくります。
建築用板ガラスは「6mm」、自動車用は「3mm」
身近にある自動車のウインドウや、近年都市で目にするビルの窓やエレベーターシャフト、駅などの公共施設、電車やバスなどの交通機関に使われているガラス。その中で良く目にするのが、一般名「グリーンガラス」です。旭硝子によると、建築用のガラスで一番薄い板厚は6mm、自動車用のノーマルガラスは、軽量化が求められるため3mm程度のものが使用されています。厚さに違いはありますが、基本的に色味は同じで、近年では、グリーンガラスにUVカット機能と熱線吸収機能を併せて付与したUVカットガラスが増えています。
※ガラス色のフィニッシュシリーズの開発では、旭硝子株式会社より製品サンプルをご提供いただくなど、製品化にご協力いただきました。
TF913 クリアーガラスフィニッシュ 【曲面追従透明シート】
ガラスの色を再現したクリアーフィニッシュは、自動車や電車・バス・客船などの交通機関、航空機のキャノピーや建造物などに見られるガラスの色彩を、フィルム自体が持つ艶と高い透明感を保ちながら、表面に極薄く均一にクリアー色を加工することで、コーティング処理された「グリーンガラス」を粘着シートで忠実に再現しました。極薄で曲面に追従するシートは、広い面積でもムラなく均一に施工でき、透明なクリアーパーツを本物の熱線反射ガラスのように仕上げられます。
エアブラシでクリアーパーツに、クリアー色を薄く塗装することは難しい作業ですが、各種ガラス色のクリアーフィニッシュは、実物のコーティング処理と同じように、フィルムの表面に極薄くクリアー色を加工することに成功しています。
■使用用途
カーモデルのフロントや運転席と助手席のサイドウインドなど、実車と同様に仕上げられます。
鉄道模型やバス、客船模型の窓に施工すると、さらにリアリティアップ。
現用機キャノピーの3次曲面には難しいですが、旅客機のウインドウには効果的です。
ジオラマでは商業ビルなど建造物模型の窓に威力を発揮。キャラクターモデルでは風防やヘルメット、ゴーグルなどのクリアーパーツをムラなく仕上げます。同じクリアー色を左右に施工したい、複数のパーツへ施工したいといった統一性が求められる場合には、各種クリアーフィニッシュが有効です。
■使用方法:シートは製法上「静電気」が起きやすいので、
「広い面積に施工する場合」は、水貼りをお勧めします。
実際の乗り物を観察してみると、無色透明のガラスは使われていません。
そのほとんどが色の付いた、熱線反射ガラスが使われていることに気づきます。
F-14のヘッドアップディスプレイは、熱線反射ガラス(グリーン)と同様の色味をしています。
TF913 クリアーガラスフィニッシュ 【曲面追従透明シート】
価格:¥1,050(本体価格¥1,000) 2013年11月発売
第53回全日本ホビーショー情報
《業者商談会》 10月11日(金)
《一般公開日》 10月12日(土)・13日(日)
※一般公開日に先行販売を行います♪
←台紙の影響でクリアーの色味が変わって見えます。○シールの色見本でお確かめください。