アルミ箔フィニッシュ(金沢箔)

アルミニウムは模型作りに適した金属・・
打箔したアルミニウムを曲面追従シートに加工したことで
曲面や角張った面へも容易に施工できます。

TF924 アルミ箔フィニッシュ(金箔豆知識入り)

XXX

◆使用用途◆

宇宙開発においてハッブル宇宙望遠鏡や気象衛星など、太陽熱からの防御に貼られたサーマルブランケットの表現。
2015年7月7日より運用を開始した「ひまわり8号」は、観測の性能が従来より大幅に向上して話題になりましたが、この様な衛生にはアルミを蒸着させた薄いフィルムを、何層にも重ねたサーマルブランケットが貼られ観測機を守っています。

NSR500のアンダーカウルに貼られた「アルミ遮熱シート」の表現。

フォーミュラワンに出場するマシンのロアアームに貼られたアルミ遮熱シート。

コの字型のメッキモールにも、金属なのでしっかり食いつきます。

xxx

アルミ遮熱シートとは・・
アルミ箔の赤外線反射による遮熱効果が期待できる粘着シート。


・・・・・プロモデラー「一ノ戸 晃治 さん」のテクニック・・・・・

Honda NSR250

☆チャンバーとサイレンサーの接続部分の貼り付けです。

スプリングとチャンバー本体の隙間が狭く、長いままでは通しにくいので片側ずつ2枚に分けて貼ります。曲面や凹凸がある場合は綿棒などで押さえて密着させます。

☆左ステップ下の部分を貼ります。

チャンバー本体はカーボンのカバーで覆われていて、金属のバンドで巻かれて固定されています。ここはシフトリンケージへの熱を軽減するために貼られていると思われます。まずはマスキングテープで大きさを確認しておきます。

☆寸法を合わせて切り出し、別のシートの上に移して四隅の角を切り落とします。

ここでは両面テープの台紙を使っています。
カッターの刃は新しい物を使ったほうがいいでしょう。

☆切り出したシートをパーツに乗せます。

☆綿棒で押さえて密着させます。

☆シート自体が薄く、伸びやすい素材なので局面や凹凸にもしっかり追従して貼りついてくれます。

☆バイクに取り付けました。

表面はアルミニウムで実物の遮熱シートと同様の処理がされているので、従来の糊付きアルミ箔よりもリアルな雰囲気に仕上がりますね。(文、写真提供:一ノ戸 晃治さん)

ホビージャパンライター 一ノ戸 晃治さんのプロフィール

広大な大地北海道で生まれ、現在は東京都に在住。本業の治療院経営の傍ら、ホビージャパンのライターとして主に車やバイクを担当。ライターとしてのデビューは’92のフォーミュラワン特集に掲載された1/24ベネトンB192で、ライター歴はかれこれ20年以上になります。
独自でオートバイレースを積極的に取材され、先月10月もツインリンクもてぎで開催された、「モトGP日本グランプリ」を取材された一ノ戸さんは、レーシングバイクの構造や素材にも
精通したプロフェッショナルなモデラーです。

リラックスハウス光癒庵http://www.relaxhouse-kou.jp/



本物の金属による銀色の再現が可能なアルミ箔フィニッシュ・・

やっぱり本物の金属は質感が違います!


TF924 アルミ箔フィニッシュ 【曲面追従アルミ箔シート】
ALUMINUM LEAF FINISH
Size:90mm×200mm(1枚入・金沢箔使用)
金沢箔豆知識小冊子付
本体価格 ¥1,500(+消費税) 2015年12月1日出荷予定

カテゴリー: 未分類   パーマリンク