第54回全日本ホビーショー TRYTOOLコーナー

第54回全日本模型ホビーショーは9月27(土)・28日(日)、一般のお客様に公開されました。
今年は東京ビックサイトでのホビーショーということで、アクセスもよく天候にも恵まれたことから、大変大勢のお客様にお越しいただきました。本当にありがとうござます。


今回のトライツールコーナーは、新素材両面粘着シートと、アプリケーションシートの方眼タイプ。今年6月に発売後、完売していた新工具TT106フレキシブルカッター再生産のご案内です。

TF25両面粘着シート 超透明50μmは、簡単に言いますと、極薄で透明感の高い両面テープをシート状にしたものと考えていただければわかりやすいと思います。お客様からの質問で多かったのは、粘着力はどのくらいなのか?ということです。この粘着シートの糊は、フィニッシュシリーズつまり「ミラーフィニッシュと同等の糊成分です」とお答えすると、ほとんどの方がミラーフィニッシュをお使いいただけているため、粘着力や耐久性についてもご納得でした。クリアパーツへの接着を一番にお勧めしていますから、粘着剤の「黄ばみ」を心配される方も多く、製品の粘着剤には「UVカット」を施していますので、経年劣化の心配もなく、安心してご使用くださいとお答えしました。
業者招待日にプロモデラーの方が、「実は私、クリアパーツの接着が苦手なんです・・」とおしゃっていました。やはりどんなに経験を積んだとしても、気を使うクリアパーツの接着が、これから楽に、キレイに接着できるようになれば大変うれしく思います。

施工時の注意点ですが、(ペットフィルム側)からシートをめくるとき、黄色い台紙に粘着剤が残る場合がありますが、(ペットフィルム側)を少し「谷向き」に反らせるとスムーズにめくれます。

アプリケーションシート1mm方眼黒と白は、お客様が製品を見て、頭の中で使い方がひらめくようで、多くの方から「これは便利だね」おっしゃっていただきました。1mm方眼は、学校に行っていた子供の頃から文房具として見慣れているため、パーツに貼ってカットする場合でも迷うことなく切り進められると思います。購入いただいたお客様のほとんどは黒と白をお買い上げいただき、パーツの色に合わせて使い分けていただけそうです。今までハードルの高かった複雑な形状のマスキングにも、是非挑戦してみてください。

フレキシブルカッターは、今年6月に発売後、お陰様で速完売となっており、ご不便をお掛けしていました。好評により11月下旬に再生産の運びとなりましたが、市場からなくなっていたため、本製品を知らない方が大変多くいらっしゃいました。5月のホビーショー同様、実演をしながら説明させていただきましたが、今までにない自由な曲線が切れるペン型カッターナイフで、デザインナイフとはまず持ち方が異なり、筆のように持って垂直を保って切ることから、慣れと練習が必用です。刃がシャープペンシルの芯ほどですので、厚いプラ板などのカットには厳しいですが、アプリケーションシートや薄いプラ板、けがきにと、曲線のカットには大変便利にお使いいただけます。


今回の「参考出品」

今回の参考出品は、「大型模型のススメ」と題して、ロングタイプのカッティングスケールとカッティングマットの試作品を展示しました。近年モデラーさんの多くは、机の上にパソコンがあるのが当たり前となっています。キーボードの前を少し片付けるだけで、模型を作るスペースを確保、大型模型に対応した横長タイプで、「マウスパッド」をかねて使用できます。来年春に向けて、模型作りの新たなデスク回りの提案を進めていけたらと考えています。

もう一つは「ミラーフィニッシュA4」です。今や模型作りには欠かすことのできないミラーフィニッシュの大判A4サイズです。2008年に発売されて以来、大手自動車メーカーのデザイナーや、インテリアを手がける空間デザイナーなど、比較的大型の模型を作るプロフェッショナルの方から要望が多く寄せられていました。これから製品化できるよう頑張っていきたいと思います。




今回もホビーショー会場へお越しいただいたお客様。お越しいただけなく、ホームページをご覧のお客様。今後のハセガワ製品、HASEGAWA TRYTOOLにも、ご期待ください。

ありがとうございました。

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