第５３回静岡ホビーショーは１０月１２（土）１３日（日）、一般のお客様に公開されました。今年は天候にも恵まれ・・といいますか、１０月だというのに真夏のような暑さでしたが、HASEGAWA TRYTOOL コーナーへ大変大勢のお客様にお越しいただきました。本当にありがとうござます。
今回のトライツールコーナーは、フィニッシュシリーズ新色と、新素材PVCフィルムのご提案です。
ＴＦ２４アプリケーションシート（３枚入）は、どんなシートなの？厚味はどのくらい？などの質問が多く、実際にパーツに貼っていただいたり、カッターナイフで切ったり、伸び具合などの感触を確かめていただきました。
このシートは、マスキングする際にキャノピーに貼ってもパネルラインがはっきり見えるので、カットがしやすくなると喜ばれました。新素材PVCフィルムは、フィニッシュシリーズよりもしっかりしていて、切る際にビビリがなく、はがすのも簡単です。キャッチコピーは、「貼って、はがして、すぐ塗れる！」です。是非「ここぞ！」というところでは、アプリケーションシートをお使いください。
フィニッシュシリーズを楽に貼るアプリケーションとしての使い方は、例えば等間隔の「複数ライン」を曲面や凹凸のあるパーツに貼る場合に効果的です。平面の状態でアプリケーションシートに移し、そのままパーツに貼りながらしっかり馴染ませます。アプリケーションシートに厚味があるので、爪でガシガシ擦っても大丈夫。あとは、アプリケーションシートのみをゆっくりはがして完成です。この方法をアプリケーションシート同士で重ねれば、「複数ライン」のマスキングとしてもご使用いただけますので、使い方の幅が広がります。
フィニッシュシリーズの新色、TF９１３クリアーガラスフィニッシュ、TF９１４クリアーブラウンフィニッシュ、TF９１５クリアースモークフィニッシュは、ガラス色の表現にとことんこだわり、旭硝子より提供いただいた板硝子を展示して、本物の熱線反射ガラスとシートの色合いを確かめていただきましたが、一応に納得の色味という感じでした。
多かった質問は、クリアーパーツの表から貼るのがいいのか、裏からがいいのか？でしたが、表からでも裏からでも良いですよ、とお答えしました。シリーズのクリアー系シートには表面に艶がありますので、表から貼ると光りが反射してキレイです。裏から貼ればフィルムを傷つける心配がなくなります。三次曲面において貼れる限界はありますが、ガラスの色が使える模型はたくさんありますので、完成した模型に貼って効果をお確かめください。
今回の「参考出品」
写真左が、シャープペンシルの芯のように、小さく鋭角で強靱な刃が付いた、フレキシブルカッターです。刃先の軸が回転するので、切る方向を刃が常に向くことで、小さな形状や、自由な曲線をカットできます。先端部を取り外し、市販の製図用コンパスに装着できるなど、使い方を選んでご使用いただけます。刃はハイス（高速度刃物銅）を使用した精密機構のため、高価格帯の製品ですが、興味を持たれたプロの方から一般の方まで、ほぼ全員がほしいと言っていただけました。今後さらに購入したいという製品内容になるよう、検討していきます。写真右は、「直線平行幅」を集めたテンプレートＡ、「曲線平行幅」を集めたテンプレートBと同様に、硬度の高いステンレスを精密に加工したカット用テンプレートで、サークルカッターでは切れない円形サイズから、各サイズまでの円定規と、角が丸い四角形など、四角形状を集めた定規の2種類です。フィニッシュシリーズの切り出しや、パネルラインのけがき、塗装のジグや定規としても役立てていただきたいテンプレートです。上記のフレキシブルカッターを使うことで、小さな形状のカットが楽に行えます。
ホビーショー会場へお越しいただいたお客様。お越しいただけなく、ホームページをご覧のお客様。今後のハセガワ製品、HASEGAWA TRYTOOLにも、ご期待ください。
ありがとうございました。
ＴＦ２４ アプリケーションシート（３枚入）
ＴＦ９１３ クリアーガラスフィニッシュ
ＴＦ９１４ クリアーブラウンフィニッシュ
ＴＦ９１５ クリアースモークフィニッシュ
は、１１月５日出荷予定です。
