世界ラリー選手権(WRC)が、
グループA マシンで争われる様になった1987年から1991年まで、
5年連続メイクス・タイトルを獲得し続けたランチアは、
デルタ・インテグラーレ16Vに、大幅な改良を加えたモデル、
デルタ・HFインテグラーレをデビューさせました。
1992年のWRCで、再びチャンピオンを狙うランチアは、
デビュー戦のモンテ カルロで、デルタ5度目の開幕戦優勝を果たしました。
第5戦ツール・ド・コルスラリーでは、
カーナンバー3を付けたターマック スペシャリストの
デディエ・オリオール/ベルナール・オッセリ組が
ハイペースで終始トップを快走し、23SS(スペシャル・ステージ)中、
18SSでベス トタイムをマークするという驚異的な強さを発揮、
5年間で4度目のツール・ド・コルス優勝を果たしました。
その後もランチアは、ライバルを寄せ付けず、
1000湖ラリーで、1-2フィニッシュを果たし、
1992年のメイクス・チャンピオンに輝き、
6連覇という強さを誇ったのです。