月別アーカイブ: 4月 2012

しんかい6500「改」

独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運航する有人潜水調査船「しんかい6500」が改造され船尾の推進器、垂直安定ヒレの形態が変わりました。

改造内容は、後部の主推進器を「旋回式大型1台」から「固定式中型2台」に変更、後部に水平スラスタを1台追加、操縦もジョイスティックを採用します。これらの改造によって操縦・運動性能が向上し、地形が複雑な熱水噴出域や垂直に切り立った崖での試料採取などより高度な調査観測も可能となります。JAMSTECプレスリリース

腕に覚えのある方はハセガワのキットを改造して新しくなった「しんかい6500」を再現してみてはどうでしょうか。皆様のご要望が多ければ、サイエンスワールドシリーズで製品化したいですね。

2012年 5月12日(土)にJAMSTEC横須賀本部の施設一般公開を実施するそうです。改造によって性能が向上した新しい「しんかい6500」と、かつて第一線で活躍した「しんかい2000」を見ることができるチャンスです。詳しくはこちらへ

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ボイジャー 6月発売!!

新製品1/48スケール「無人宇宙探査機 ボイジャー」の情報をお伝えします。

1977年にNASAにより打ち上げれた無人宇宙探査機 「ボイジャー」を1/48スケールでモデル化します。6月発売予定、価格は税込2,100円の予定です。

製品はパーツ数をおさえた初心者にも組み立てやすいキットとなります。精密感のあるディテール表現と、ホワイト・ブラックの2色のパーツ構成で、塗装をしなくても実物のイメージに近い仕上がりを楽しめます。

ボイジャーは今どこに?未知の領域を突き進む探査機ボイジャー

「ボイジャー1号」は木星と土星を、「ボイジャー2号」は木星・土星・天王星・海王星を探査したのち、2機の探査機は太陽系の外を目指しました。そして今「ボイジャー1号」は太陽から約180億㎞、「ボイジャー2号」は太陽から約146億㎞の距離を飛行中です。(2012年4月現在)

2012年現在「ボイジャー1号」はその境界面に到達し、太陽系の最外縁部を飛び出そうとしています。人工物でこの領域に到達したのは「ボイジャー1号」が初めてです。ボイジャーは2機ともあと数年は十分稼働し、観測したデータを地球にむけて送ることができるそうです。今後どのような世界を私たちに見せてくれるのでしょうか。

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