NT39
江ノ島電鉄 1500形 “標準塗装”(増結用T車)
塗装済み完成品 増結用トレーラー車 5,880円(本体価格5,600円)

江ノ電1500形は、1000形の1次車からほぼ6年ぶりに新造された1000形第4次車と5次車です。1986年に1501+1551の編成と、翌1987年に1502+1552の編成が東急車両で製造されました。1500形は、1000形を基本とした車両ですが内容はまったく一新された車両になっています。車体は形状、構造共1000形と同じですが海岸線走行による塩害対策と新装置を追加したため車体重量の軽量化を行うためステンレス材料を多用しています。台車は、端台車がTS-829で沿線住民への騒音を考慮した平行カルダン式を採用。それまでの吊り掛け式から大幅な騒音低滅を実現しました。連接台車はTS-830です。ブレーキ装置は電磁直通式から発電ブレーキになり、連接台車にはディスクブレーキが取り付けられました。冷房装置は1両につき21,000kca/H集中型ユニットクーラーで、床下機器確保のため屋根上に取り付けられています。主電動機は、台車装架式で中空軸平行カルダン式で、電気的機械的性能の向上と無保守化を計った電動機です。制御装置は発電ブレーキ付電動カム軸式総括制御方式で、制御段数は直列11段、並列8段、弱界磁2段、発電ブレーキ19段です。この他、車体塗装用の塗料は耐久性に優れたフッ素樹脂塗料を採用しました。1500形は登場当初はケープアイボリーに橙と赤の帯が入り、ニックネームもサンライン号と称していましたが、後に標準的な塗装になっています。