品名 精密ピンセット
品番 HP3 本体価格 2000円+税
小さな部品でもしっかり保持出来る ピンセットの基本性能を追求しました。
- 適度にしなる先端チップを採用することで極小部品もわずかな力でしっかり保持出来ます。
*強く握りこんでも先端が開かないので極小部品もしっかり保持できます。
- 金属本体(芯金)が先端近くまで伸びていますので、先端まで力が伝わりやすい。
- 先端のチップがプラスチックなので対象物を傷つけにくい。
チップは静電気対策されたエンジニアリングプラスチックを使用
先端チップ
チップ色 黒
耐熱温度(チップ) 315℃
材質 PEEK※1(チップ)
重量 17g
※1. PEEK・・・(ポリエーテルエーテルケトン)機械強度、耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性に優れたスーパーエンジニアリングプラスチック。
本体は耐久性に優れたステンレスを使用。剛性に優れ、重すぎず軽すぎない絶妙なバランスを実現
ステンレス<SUS420J2>(本体)150g
TT21 デカール用ピンセット(上)
TT39 竹ピンセット(中) との大きさ比較
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通常力を入れない場合この程度開いています。
適度な重さが心地良いのも特徴の一つ。
<ジッポーの心地よい重みに似た感触です。> |
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軽く力を入れると先端が隙間なくぴったりとくっつきます。
これが部品を持つ場合の力の入れ具合
厚手のステンレスの剛性感がこれまた心地よいです。 |
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さらに力を入れると(かなり力が要ります)、先端が反る様な事がありません。
ステンレスの剛性と先端のプラがしっかりと部品を保持し続けます。 |
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それではポリキャップで実験してみましょう。 |
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軽く保持
力を入れすぎないのがコツでもあります。
つかみ始めも簡単です。 |
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それではしっかり力を入れてみましょう。
ポリキャップが変形するくらいしっかり保持しながら力がかかっています。
普通のピンセットではここまでの力はいれられませんし、パーツを飛ばしちゃいます。
パーツを飛ばしにくいのもこのピンセットの特長のひとつです。でも、飛ばさないわけではないのでご注意を。。。 |
*担当者は1/350 長門 作成時 甲板上の通風管を取りつける際このピンセットが重宝しました。いや・・・このピンセットがなければ完成しなかったかも・・・
木製甲板を取りつけましたが、木製甲板の通風管の穴が微妙にずれてしまい(私が下手なだけです)このピンセットで通風管パーツをしっかりつかみ木製甲板を貫いた経験があります。あの小さなパーツをそれだけしっかりと保持出来るということです。
先端が樹脂性のチップを使用していますが、プラモデル用の接着剤や塗料が付いてしまっても問題はないのでしょうか? という御質問を頂きました。
なるほど・・・担当者はHPシリーズは日常の領域になるまで使い込んでいるので,模型用工具として基本的な疑問点に気が付きませんでした。スミマセン。
結論からいいますと、プラモデルを作る際には全く問題ありません。樹脂でもプラモデルに使われる樹脂とは全く種類が違う、耐薬品性能の高い樹脂素材を使用しておりますので通常のプラモデルを作る際に想定出来る範囲での耐薬品性能につきましてはご心配いただかなくても大丈夫です。
*接着剤の中に浸けこむとかすると違うかもしれませんが現実的にはありませんので・・・
論より証拠、実験してみましょう。
<プラモデル用接着剤の場合> |
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判りやすいように、先端チップにプラモデル用接着剤を塗布してみます。
*実際には一滴垂らしてみました。 |
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乾燥するとこんな感じ。
接着剤がそのまま固まっています。 |
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接着剤の塊を爪でカリカリするとポロポロと剥がれ落ちます。
*画像は上の1/3程度をカリカリしてあります。 |
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すべて剥がすとこの通り、痕跡も残りません。
ということは通常使用範囲内では
「全く問題ありません」 |
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角度を変えてみても、どこに接着剤を垂らしたのか判らないでしょ |
<ラッカー系塗料>データ セル |
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それでは引き続きラッカー系の薄め液を塗布してみます。 |
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薄め液を含ませた筆で一滴垂らしてみます。薄め液を含ませた筆で一滴垂らしてみます。 |
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そのまま乾燥させます。 |
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乾燥後全く痕跡は残りません。 |
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角度を変えてみても痕跡は判りません |
使用上の注意
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