パッケージ
【PT13】 1/48スケール プラモデル
F-86F-30 セイバー "U.S. エア フォース"

価格:3,200円(+消費税)

F-86セイバーは、P-51Dムスタングの後継機として開発されたジェット戦闘機で、試作機XP-86が1947年10月1日に初飛行を果たしました。

F-86Eは、最初の量産型F-86Aの改良型でJ-47-GE-13エンジンを搭載し、操縦装置の改善や、水平尾翼の可動化などがなされていましたが朝鮮戦争におけるミグ15との空中戦の教訓から、さらなる改修が加えられることになりました。

これが1952年3月に初飛行したF-86Fで、動力はJ-47-GE-27、推力2,760kg、武装は12.7mm機関銃6挺のほか、主翼の下に各種のミサイルや爆弾をとりつけるようになり、しかも防弾を強化、また生産の途中から主翼の前縁スラットを廃止して翼弦をわずか延長し境界層板をとりつけて、翼端失速を防ぐようにしました。これがF-86F-25および-35です。

この結果、F-86Fはミグ15よりもすぐれた格闘性能をもつようになり、朝鮮動乱の後期に大戦果をあげることができましたがその後、この翼弦延長型(一般に6-3前縁翼といいます。)に前縁スラットを併用した方が、あらゆる速度での運動性がすぐれていることがわかり、ふたたび前縁スラットをとりつけました。これはF-86F-40としてしられています。

航空自衛隊が1956年(昭和31年)から採用したのは、このF-86F-40が主力で、三菱重工が国産化したのも、この前縁スラットつきの後期型でした、しかしその前からアメリカ空軍より供与を受けていた少数機は、旧式の境界層板つきで、RF-86Fのように日本側で前縁スラット型に改造したものがありました。航空自衛隊のF-86Fはアメリカ軍供与、ノックダウン生産および三菱でライセンス生産したものを合わせて330機以上でした。

《データ》(三菱F-86F) 乗員:1名,全幅:11.32m,全長:11.45m,全高:4.5m,全備重量:9,219kg,エンジン:J-47-GE-27ターボジェット (出力2,681馬力),最大速度:1,118km/h,武装:12.7mm機関銃×6,サイドワインダー空対空ミサイル×2,または0.5インチ空対空ロケット弾×6,または各種爆弾×2