パッケージ
【CR17】1/24スケール プラモデル 《生産休止》
スバル インプレッサ WRX
[1993 RAC ラリー]

1993年、世界ラリー選手権(WRC)の第9戦、1000湖ラリーで、スバル インプレッサは、総合2位という衝撃的なデビューを果したました。ベース車輛の開発には、設計段階からプロドライブ社の意見が取り入れられ、実績あるレガシィ RSの素直な拳動を受け継ぐ、WRCをターゲットに生まれたマシンです。ボディー剛性が高く、コンパクトに仕上げられたインプレッサは、レガシィよりも重量バランスが向上し、シャープなハンドリングを実現しています。また、6速スポーツシフト・オートマチックトランスミッションを標準で搭載したラリーマシンとして、注目を集めました。

2度目のラリー出場となった、第13戦RACラリーは、ほとんどのSS(スペシャルステージ)に、氷が張り、厚い雪の吹き積もる、悪コンデションの中で行われました。カーナンバー2を付けたコリン・マクレーは、2日目、リズムに乗った走りで、順位を上げていき、連続してトップタイムをマーク、最後のSSで、1位に浮上し、第2レグを終えました。しかし翌日、圧雪路の中に隠れていた木の枝をラジエターに突き刺し、それが原因で、おしくもリタイヤしてしまいました。一方カーナンバー5を付けたアリ・バタネンは、ベテランらしい安定した走りを見せます。コースアウトやスピンに悩まされながらも、幾度かSS最速を奪い、総合5位でゴールしました。